外壁塗装のタイミングと種類
マイホームの維持管理コストを考える上で、最大のコストと指摘されるのが「屋根・外壁の塗替え」です。この外壁の塗替えを怠ると、一歩間違えば本格的なリフォームが必要となります。
大がかりなリフォームをしないで済むために、最低限必要な対応がこの壁の塗替えと言われています。
自動車には、車検や法定点検の制度がありますが家屋はあくまでも自己点検が中心となります。
そこで、ご自宅のメンテナンスについては、定期的な自己点検が必要となります。
まずは、屋根・外壁塗装について整理してみます。
外壁・屋根塗替えのタイミングの考え方
外壁塗装は10~20年ごとに必要になり傷んだ状態でそのまま放置してしまうと高額な修繕費がかかってしまいます。
では、実際に、マイホームの外壁・屋根も塗替えの適正なタイミングとはいつ頃なのでしょか?
一つには、塗料メーカーの出している耐用年数から判断する方法もあるでしょうが、
実際の環境下ではないため、実際の耐用年数とは違ってきます。
それでは何を基準に耐用年数が切れているのを確認すればいいのか。
専門家からは、以下の6つを参考にしているようです。
- 外壁にチョーキング現象が見られる
- 外壁にカビやコケが生えてくる
- 塗装(塗膜)にひび割れが起きている
- 塗装が剥がれてきている
- 外壁が汚れてきている
- 金属部のサビが目立ってきた
「なんだ、こんなことか」と思ったかもしれませんが、外壁塗装工事後はとても綺麗な外壁を保っていても、塗装(塗膜)が削れて薄くなることによってこれらの症状が出るようになります。
また、10年も経っていないうちにこの現象が発生した場合、立地や雨が多いという地域性も考えられますが、初期の塗装が不十分だったために、外壁塗装の耐用年数が早めにきてしまった方も多いです。
わずか2〜4年で外壁塗装のやり直しになった方々のご相談も多くいただきます。
このように、本来保てるはずの耐用年数が先に来てしまったりしないように、外壁塗装工事で気をつけるべき事を、工事前に知っておく必要があります。
従って、一概に「〇年で塗り替え」というのではなく、それぞれのご自宅の実情に合わせ、
考える必要があるようです。
いずれにしても、築7年経過、もしくは、築10~12年の木造住宅では概ね「塗替え検討」が妥当の様です!
外壁・屋根塗装の種類のおおよその相場は?
外壁・屋根塗装は、塗装の種類によって大きく価格が異なります。代表的塗料の種類と大まかな耐用年数・相場を確認しました。
悪徳業者の見積もりに騙されない為にも是非参考にしてください。
塗料 | 耐用年数 | 施工価格(㎡) |
アクリル | 3〜8年 | 1,000〜1,800円/㎡ |
ウレタン | 5〜10年 | 1,700〜2,500円/㎡ |
シリコン | 7〜15年 | 2,300〜3,500円/㎡ |
フッ素 | 12〜20年 | 3,500〜4,800円/㎡ |
ラジカル | 8〜16年 | 2,200〜4,000円/㎡ |
セラミック (断熱/遮熱) |
10〜25年 | 2,300〜4,500円/㎡ または 5,000〜14,000円/㎡ (※天然石調にする場合) |
光触媒 | 10〜20年 | 3,800~5,500円/㎡ |
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